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愛がほしいあの子はあるところの探偵【完結】

第8章 過去


蒼side

回想

私の本丸は五歳の頃に始まった。

はじめは初期刀の清光と初鍛刀の今剣だけだったけど、この二人といるときが何よりも幸せだった。

それから私が歳を重ねるに連れ刀剣男士も増え、みんなのレベルも上がっていった。

そして、審神者になって五年も立ち、私が十歳にもなると、約90くらい刀剣男士がいた。

みんな優しくて、暖かくて、本当の家族のような存在だった。

そしてある時、一人の刀剣男士が言った。

「主、俺らの中の誰かと契りを交わす気はない?」

清光だった。

審神者と刀剣男士が契りを交わすということはとても大きなことであることは私も知っていた。

そして、それが”婚約を表す”ということも。

だから私は言った。

「すこしだけ、考える時間がほしい」

清光は

「いいよ、よく考えて。これは主にとっても大切なことだから」

といってくれた。



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