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【R18】俺のヒーローはαでした

第2章 予感


千明side

結局あれから1ヶ月。
俺はバイト三昧の生活をしていた。
毎日疲れるが、これも生活のためだ。
響也さんのことは苗字で呼ぶことにしている。
下の名前だと元恋人さんにも申し訳ないから。
佐野響也というらしい。
年齢は25歳。
俺の7歳上だ。
生活費を出すと言ったが要らないと言われた。
流石に申し訳ない為、家事は俺がすることにしている。

「疲れたぁ。」

バイトが終わり、帰りついたのは16時。
これから晩御飯を作り、洗濯、掃除。
19時からまた居酒屋でバイトだ。
佐野が帰ってくるまでに晩御飯を作っておこう。

手を洗おうと洗面台に向かう。
鏡に映った自分の顔を見て改めて髪色に目が行く。
だいぶ色も落ちてきた。
もう晃大先輩とは別れたし、この髪色にする必要も無い。
ピアスだって要らない。
明日、美容室空いているだろうか。
いっその事黒く染め、イメチェンでもしようかと携帯で美容室の空き情報を確認する。
まだ空きがありそうな所を見つけすぐに予約を入れた。

「黒髪とか久々だなぁ。ついでに髪型も変えるか?」

元々くせっ毛という事もあり、ストレートパーマでもかけようかと悩む。
髪型が変わることを考えると少しワクワクした。

よし、バイト頑張ろう。
明日のために。

そう決断し、晩御飯の準備に取り掛かった。
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