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あの方々の守護霊は4[dzl]

第9章 おんりーさんとおらふくんの守護霊


「ひぃえっ?!」
 突然黒い刃のようなものが見えて、隣にいたおんりーさんに飛びついてしまった。大丈夫? とすぐにそばに来てくれたおらふくんのおかげで黒い何かはすぐに消えはしたが、守護霊のいない私にはこういった不運が多く降りかかる。特に今日は、なぜか変なことが私の周りで起きやすいみたいだ。
「す、すみません……なんか変な幽霊がいて……」
 今日は帰ろう。私はそう思った矢先。
「せめて帰り道の手前くらいまでは同行しますよ?」
 とおんりーさんが言ってくれた。なんて優しいんだ。私がついうっかり飛びつくという失礼をしたのに。
「じゃあ決定! あ、ついでに隣のゲーセン見に行ってもいい?」
 おらふくんがそう楽しげに言って私に聞く。それくらいは付き合おう、と私は了承したが、やがて流されて近くの店をあちこちと見に行くことになるとは、この時の私は知らない……。
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