【ヒロアカ】change the truth【R18】
第2章 目を開けるとそこは
「うむ……面白いね」
根津校長はにこりと笑う。
「とりあえず、この子の身元や状況を調べる必要がある。ただ、それでも何もわからなかったなら――」
根津校長が言葉を切ると、相澤先生が一歩前に出る。
「当面、彼女は俺の監督下に置くべきです。校内で行動させる場合も、俺が個性を抑えられる位置にいる方が安全でしょう」
相澤先生の提案に、根津校長は少し考え込むように顎に手を添えた。そして、にこりと微笑む。
「それがいいだろうね。では、彼女のことはひとまず相澤先生に任せるとしよう」
どんどん決まっていく状況に、私の心は全く追いつかなかった。