• テキストサイズ

ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第32章 装飾品の秘事



ちょうどコナンはスマホ片手に、佐藤刑事に事件の様子を電話で話をしている所だった。
トラックの影に隠れていて最初は見えなかったが、拘束された男2人が地べたに座り込んでいる。

椛「何があったの?
…って、哀ちゃんどうしたのその格好!?」

いつもの灰原らしくない男の子が着るような上着を着ている事に気づき、声をかける。

歩美「哀ちゃんが着ているのは、光彦君の上着だよ!」

すかさず横から説明を入れる歩美。

灰原「着ていたニットワンピースがほどけちゃって…
円谷君が貸してくれたのよ。
ねっ?」

そう言って、光彦の方に目を細めて微笑む灰原。
そんな灰原の視線に気付くと、頬を染めて恥ずかしそうにしている光彦の表情が見て取れた。

椛(あらあらあらあら♪)

何とも微笑ましい情景に、事件現場に削ぐわない笑みを浮かべる椛。

コナン「オメー、その下、パンイチだもんなw」

哀「!?」

佐藤刑事との電話が終わったコナンが、ヘラヘラ笑いながら横槍を入れる。

そしてすかさず、『バシッ』と思いっきりコナンの腕を叩く灰原。

コナン「んだよ、いってーな!
叩く事ねーだろw」

無言でジッと睨みを効かせる灰原の視線も何のその。

全く気にしていない様子のコナンに、周りにいる歩美と光彦は困った様な顔を浮かべ、元太は頭にクエッションマークを浮かべていた。
/ 1094ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp