第30章 ティラミスの行方
椛「いえ、そもそも結婚決まったわけでは無いですし、ただ付き合い始めたばかりですから…」
「大丈夫!!
結婚なんて勢いだから!」
「そうよそうよ!!」
「きっと素敵な方なんでしょうね!!
私達の事、ちゃんと全員結婚式には呼んで下さいね♪」
「その前に一度是非お会いしてみたいわぁ〜♪
イケメンさんなのでしょ?」
「そうよね!
講座に連れてきては下さらないの?
やはりお忙しいかしら?」
皆の視線が一挙に椛に向けられる。
椛「そうですね、向こうもお仕事色々忙しそうにはしてますが…」
藍子「お仕事も忙しいだろうけど、もしタイミングが合ったら、私も久しぶりに安室さんにお会いしたいわ♪
また是非お食事会を致しましょう!
ねぇ?椛さん?」
いつもそうだが、どんどん勝手に盛り上がるお姉様方が8人もいると、椛 1人では全く太刀打ち出来ない。
毎回講座のたびに試食が落ち着くと、大体いつもこんな感じだ。
椛「そうですね…
藍子さんにはいつもお世話になってますし…
今はちょっと立て込んでて仕事忙しそうですが、話があった事は伝えておきますね。」
椛の返答に、更にテンションが上がるお姉様方8人。