第5章 元刑事の憂鬱
以前小五郎が警察官だった頃。
目暮警部「当時、世界各国で無差別爆発テロを行う組織から、『次のターゲットは日本』という情報が入って来たんだ。
本来案件的にも公安だし、その情報を仕入れたのも公安だから、捜査は公安に理があるんだが、、、
少し状況が複雑でね、、、」
当時、捜一で追っていたとある事件の犯人グループの居場所を突き止めたんだが、本当偶然だったがちょうどその場所が、テロ組織に狙われた場所だった事。
結果、犯人グループを追ってる最中に操一の捜査員が爆発に巻き込まれた事。
また後に分かった事だが、その操一で追っていた犯人グループはそのテロ組織の元末端メンバーが1人含まれていた事が判明した。
その時逮捕された犯人グループのメンバーの家族からの逆恨みで、当時捜査に加わっていた目暮警部、白鳥警部、そして小五郎をターゲットにしている可能性がある事。
また、先日ポアロであった被害者の男性2人が関わっていたテロ組織のメンバーとして、今回の逆恨み犯もそのテロ組織に所属している事が最近判明したという事だった。
目暮警部「過去の事件は、色々な状態が偶然絡み合った偶発的なものだったが、、、
ここへ来てまた浮上してきて、そして絡み合ってきている。
この機に全てカタを付けたいとわしらは考えている。」
白鳥警部「犯人は家族も狙ってくるかもしれない。
事件が収束するまで、蘭さんやコナン君がも十分気を付けて下さい。」
険しい顔して話を聞いていた小五郎を蘭が心配そうに見つめている。
コナン(おっちゃん、、、)
蘭「、、、話していただきありがとうございました。
分かりました。十分気を付けます。」
目暮警部「あぁ、そうしてくれ。」
コナン(本来の無差別爆破テロ犯行をしながら、警察関係者も狙ってるって事か。
中々厄介だな、、、)
怪我をしているとはいえ軽症なため、明日には皆退院するとのことだった。
蘭はこのまま今夜は病室に一緒にいると言うが、病室は個室じゃなく大部屋の為、小五郎に「帰れ」と言われて、渋々コナンと一緒に帰宅することに。