第24章 アクアパーク川品
園子「凄い綺麗ね〜♪」
蘭「うんうん、ずっと見ていられそう〜♪
椛さんも!見てくださいよこの子!
凄い可愛くて綺麗ですよ!」
椛「うん、本当ね〜♪
私もずっと見ていられそう…」
今日は、先日約束したアクアパーク川品に3人で来ている。
ショーが始まるまでまだ少し時間がある為、常設展示のエリアを3人で見て回っていた。
色とりどりの魚達が、気持ちよさそうに水槽の中をゆっくりと泳いでる様は、見ていてとても心が穏やかになる。
椛「こうしてずっと見ていると、家にも水槽置きたくなって来ちゃう…」
蘭「あははっ!確かにそうですね!
お家にあったら最高かも!
お父さんに聞いてみようかな…。
園子の家にはやっぱりあるんでしょ?
水槽?」
園子「まぁ〜あるっちゃあるけど、そんなに大きくないし、気休め程度の物よ。
やっぱり水族館が最高よ♪」
3人で熱帯魚エリアを回りながら会話を続け、そして熱帯魚ゾーンを抜けると、一気に視界が開ける。
目の前に広がるのは『トンネル水槽』。
ここの水族館の名物でもある。
園子「おぉ!
やっぱり水族館来たら、ここ通らないと来た気がしないわ~♪」
蘭「本当、今日も素敵…」
椛「この水槽展示、考え出した人、本当天才よね♪」
各々上を見上げ、感嘆の声を漏らしながら水槽に目を奪われる。
ふと、水槽の一点を見つめている蘭の姿に園子が気づき、声をかけた。