第14章 長野のコウメイ警部
元太・光彦・歩美「「「温泉♪温泉♪良い湯だな〜♪」」
3人の歌声が響く車内。
コナン(コイツら、何でも歌にするの、本当に好きだなぁ〜…)ジト目
博士「ワシも、温泉は久しぶりじゃのぉ〜。
楽しみだわい♪」
今日は、先日お世話になった、神原夫妻が持つ長野の別荘に向かっている。
神原夫妻は金曜の昨日から既に前乗りしており、少年探偵団プラス博士は子供達の学校の休みに合わせて、今日から合流する手筈になっている。
コナン「そう言えば例の扉の鍵、昨日無事開いたんだって?」
灰原「えぇ。
昨晩、博士が挨拶の電話を夫妻に連絡した際、そう言ってそうよ。」
歩美「部屋の中には、何があったんだろうね〜!」
光彦「すっごい大きいカラクリ箱とか、ですかね!!」
元太「またカラクリ箱かよぉ?」
つい先程まで歌を歌っていた3人も、内容が気になったのか、会話に入ってきた。
歩美「そしたらまた、椛さんと安室さんに開けて貰えばいいよ!」
光彦「そうですね!
開けてもらいましょう!!」
元太「今度こそ中身はうな重かな!!」
勝手にどんどん妄想が広がる3人。
博士「その、安室君と椛さんも、今頃高速の上かの?」
コナン「あぁ、2人も今日発つと、椛さんから連絡が来てたから。
何処かで、すれ違うかもしれねーな。
それより、部屋の中の様子はどんなだったか、神原夫妻は昨晩何も言ってなかったのか?
博士?」
博士「あぁ、それは『来て見てからのお楽しみ♪』
との事だったわい。」