第10章 小さな探偵さん
椛「適当にごまかしちゃったけど、良かったよね?」
コナン「うん、椛さんありがとう。
助かったよ。
アイツら疑うとしつこくて、、、。」ジト目
椛「あはは!
まぁ~、コナン君の事を大切に思っているだけでしょ。
それで?
その私に会わせたい人は何処にいて、私は今日、どこに連れていかれるのかしら?」
そう言ってコナンを見下ろし、口角を上げて問いかける。
その表情を見たコナンは
コナン「こっちだよ。」
と言って、負けず劣らず、ニヒルな笑みを彼女に向けた。
それを見ていた彼女は
椛(小学1年生は普通、そんな笑い方しないでしょ、、、。)
と思うが、とりあえず黙って、コナンに言われるがままついて歩く。
暫く並んで閑静な住宅街を歩いていくと、とある住宅の前でコナンは足を止めた。
コナン「ここだよ!」
そう言って、インターフォンの呼び鈴を鳴らし、名前を言うと門が開く。
表札には『工藤』の文字。
広々とした中庭を抜けると、玄関扉の前に立ち、ノックをする。
暫くすると、「ガチャリ」と鍵を開ける音と共に扉が開いた。