• テキストサイズ

ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第9章 芝浜離宮恩賜庭園


彼女はサッと車を降りると、扉をしめて、直ぐに車道から離れ、歩道に立ち、こちらに向かって手を振っていた。

流れが多いロータリーに、長い間は停車出来ない。
そう気を使ったんだろう。

彼女に手を振り返して車を発車させる。
バックミラーから、彼女が歩いて移動する様子を確認すると、一呼吸長く息を吹いた。

安室「ふぅ。」

先ほどは『このままの時間がもう少し続いて欲しい』と願ってしまったが、なんだか最後の彼女の笑顔を思い出すと、俄然『やる気』が湧いてきた。

安室(この国は俺が必ず守る。
先に逝ってしまった『大切な仲間達』、、、
あいつらの分も。
必ず。)

そうして彼は、もう一つの顔を額に宿し、まだ明るい街並みを颯爽と愛車で駆け抜けて行った。
/ 1093ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp