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ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第7章 緋色の友情


安室(流石に難しいか、、、。)

スマホを取り出し、電話をかける。

いつもより遅めに相手先が出た。

風見「すみません、遅くなりました。」

安室「いや、今そちらにデータを送った。
今見ることは出来るか?」

風見「確認します。
、、、はい、確認出来ました。
この画像は、、、
かなり粗いですね、、、
解析ですか?」

安室「あぁ、解析に回してくれ。
少々難しいかもしれんが。男の方だ。」

風見「分かりました。解析に回します。分かり次第連絡します。」

安室「頼む。」

ガチャリ
 

そしてその後2時間程経ち、風見から解析結果のデータが返信されてきた。

風見「解析の方に回しましたが、やはりかなり難しかったようですね。」

そこには先ほどよりは鮮明にはなってるものの、その顔だちはうっすらと確認出来る程度だった。

安室「いや、十分だ。
顔認証の照合の結果は?
人物の特定は出来たか?」

風見「それが、照合も何度もやり直したんですが特定できませんでした…。
最近入国したか、国外の人物か…」

安室「変装か…。」

風見「しかし顔写真も一方向だけですし、暗く荒いので、変装かどうか断定するまでには至らず…。」

安室「分かった。
無理をさせたな。
また連絡する。」

風見「はい。失礼します。」

安室(仮にだが、もしそうだとしても彼女は『認証できない様な男又は、変装しないと外に出れないような男』と『あの時間』一緒にいたのか…)

黒くドロドロとしたような物が胸の中を渦巻く様な感覚がする。

安室(段々と任務と感情が交差してきてるな…
あまり良い状態とは言えない気がする…)

ミッドタウン杯戸爆破事件から今日でちょうど1週間経つ。

安室(彼女は暫く仕事が忙しいと言っていたが…
元気にしているだろうか。)

そんな事を考えていると、彼女の顔が見たい気持ちが沸々と湧いてくるが、週明けの火曜日に次の約束をしている。

安室(明日明後日で、更に詰めて色々終わらせるか!!)

そうして結局、再び仕事の虫に走る安室であった。
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