第41章 親友との縁故
初めて間近で見るクレー射撃の様子に、興奮したように各々感想を言い合う子供達。
そんな子供達を横目に、先程のスコア表を見上げているコナン。
コナン(ははっ…
まぁ、現役のFBIのスナイパーだからな…
それにしても昴さん、手加減なしでガチモードかよ…
いや、本来なら全当て出来るのか?
全当てだと流石にまずいと思い、これでも敢えて外したのだろうか…)
そんな事を思いながら沖矢に視線を向けると、その視線に気づいたのか…
沖矢はコナンを見下ろし、2人の目が合う。
沖矢は普段細められている目を薄く開いて、グリーンアイを薄ら覗かせると、コナンに分かる程度に口角を上げた。
コナン(あ〜あ〜あ〜あぁ…
これは完全に後者だな…)ジト目
博士「それにしても椛くん!
本当に初めてだったのか?
普通にめちゃくちゃ上手いじゃないかw
驚きじゃよ!」
博士の言葉に、一気に視線を向けて話に乗るのはやはりこの4人。
加奈「ホント!
流石スコアランキング1位はだてじゃないですねっ!
ここまでくると、もうもはや全く悔しくないw
奇跡のエース到来!!」
敦子「もう見事としか言いようがないよ…
しかも、合計で言ったら篤と同点2位じゃんw
篤もコーチとして生徒が優秀で鼻が高いね!」
雄二「ホント…
俺、今まで何やってきたんだろ…
明日からマジで暫くコン詰めて練習するわ…」
篤「しかもトラップの方が数字良いってどういう事ですかw
自分、ビックリしましたよw」