第41章 親友との縁故
加奈「ちょっとぉ〜…
雄二〜!!」
敦子「まぁまぁ…加奈…
雄二も加奈の前でそうゆうの、もういい加減辞めなよw」
雄二「だって、アカウント名は苗字だけだったし。
突然出てきてあのスコア見たら誰だって、男だって思うだろう普通!」
篤「おいおい、お前…
それは流石に男尊女卑だろ…」
雄二「いやいや、ごめん、そーゆー意図ではなかった!
あまりにも急に現れて、ぐんぐん成績伸ばしてきたから、つい…
ライバル目線っていうか…」
敦子「まぁ、確かに…
私も加奈も、もう3年もやってるのに…
一瞬で抜かされてさw
私も数字見て、勝手にブランク開けの男の人だと思ってたよw」
雄二「だよなっ!!
そしたらほら!
思い描いてたイメージと全然違うからw
ビックリしたよ本当今日w」
盛り上がる彼らについて行けず、クエッションマークを浮かべる子供達。
そんな様子に再び気遣いの篤が気づき、補足の説明をいれる。
篤「自分、都内のクレーシューティング射撃場で働いてまして、そこに椛さんが通ってくださってるんです。
そこは練習スタジオなので実弾ではなく、練習用のシュミレーターですけど、今、椛さんのスコア、アマチュア部門ではうちの練習場の月間ランキング、ぶっちぎりの1位で、全国総合ランキングでも5位まで食い込んできてるんですよ!
しかも始めてまだ、1年も経ってないのに!!」