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ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第40章 立夏の約束事


 
ベルモット「そう言えば、その盗聴器、時々ノイズが入って聞き取りづらかったけど…」

バーボン「あぁ…
なんか調子が悪かった様で…」

ベルモット「まぁ、これから先、勝手な行動は避けた方が良さそうね…
組織内に鼠が入り込んで来てるって…
ジンが問題視してたし…
本堂って男と、FBIの赤井とあの男で3人目…
ホラ、公安から潜り込んでて名前を聞く前に殺された…」
 

バーボン「……」

ベルモット「コードネームが確か…」
 

バーボン「…スコッチ…
でしたよね?」

ベルモット「そうそう!!
スコッチ…
貴方、当時よく一緒に組まされてたんでしょ?」

バーボン「…そういえばそうですね。
けど、上からの指示で動いてただけですので…」

ベルモット「まぁ、それはそうだろうけど…
『裏切りには制裁をもって答える…』
ってね。」

バーボン「えぇ…
その通りですね。」
 
 

当時のことを思い返すと、今でも腑が煮え繰り返りそうな心地がする。

大切な親友を救えなかった事は、この先も一生、忘れる事など無いだろう。
 

降谷(1日でも早く、その組織を壊滅させる為に心血を注ぐ…
それが先に亡くなったヒロへの弔いになるかは…
分からないがな…)
 
 
3つの顔を使い分ける男は、燃えたぎる正義感を胸に隠しつつ…

今日も必要悪を演じ続ける。
 
 
 
 
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