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ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第40章 立夏の約束事



そしてそのまま暫くジッと見つめていると、やはり触りたい衝動がむくむくと湧き上がって来るのは致し方ない。

このままだと誘惑に負けてしまいそうだし、昨日の今日だし流石にゆっくり寝ててほしい。

そんな訳で、今日は先に起きて、朝の準備をし始める事にした椛。

だが、やっぱりそのままベットから素直に出るのはなんだか忍びなく…


椛(今日はまだ、本当に寝てるよね…
そ〜っと…
そ〜っと…)


ゆっくりとそして静かに…

ベットを全く揺らさずにそっと…

とにかくそっとベットから抜け出る。


無事ベットから抜け出ると、ベッドサイド立つ。 

前回の反省を踏まえて、マットレスには手を付かずに、ベットフレームに手をかけて、体重を支えながら、ゆっくりと顔を落とす。

音も鳴らさずに、未だ夢心地の彼の唇に、静かに口付けを落とした。

唇ならではの柔らかい弾力が、とても心地よい。

そっと顔を上げて、彼の様子を伺うが…

どうやら今日は本当に寝ている様だ。
 

椛(凄い私!
任務成功!
公安の寝込みにキスするの巻!)

心の中で静かにガッツポーズを決めて、作戦成功の喜びに、1人悶える。

椛(まぁ〜…
けど、昨日本当に疲れた顔してたしな…
やっぱり人間は、いくら体力があったとしても、睡眠を取らないといけないものなのよね…

それなのに…
昨晩も中々激しかったしな…
どこからその体力が、湧き出て来るのだろうか…

命の瀬戸際に身を置いている人は、全ての本能が強いって言うのは、こういう事なんだろうな…)

 
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