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ブルーロック✖️裏恋

第9章 オフ①


ーーーーうまく、出来た、、、、


店の中へと入って行く玲王の背中を見つめていると、


「ちゃん大丈夫?」


乙夜君が顔を覗き込んできた。


『うん…平気、何でもないよ。』

「すぐ戻んの気まずいならもうちょっとここにいる?つーか寒くない?上着取ってこよっか?」


何も聞かずにいてくれる乙夜君の優しさが心に沁みる

そんな乙夜君にこれ以上心配かけちゃいけない、そう思い首を横に振った。



『…ありがとう。でも大丈夫だから一緒に戻ろ?』

「ん、オッケ。」


背中にそっと添えられた乙夜君の手が温かくて、泣きたくなってくる。




ーーーー不器用な私にしてはうまく出来たじゃないか。
それに私にピッタリの役回りだ。


いつも通りモカの仮面を被るだけ、たったそれだけなのに………
心の奥底ででいたいと思う自分がそれを邪魔しようとする。






ーーーーだから私は本当の自分に蓋をした。





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