第3章 3夜
「こっちは爆発が足りてねーんだ、こんなんでへばってんなよ?」
『ぁうっ、、、』
彼は私の髪を乱暴に掴み上げると悪魔のような笑みを浮かべた
その狂気的な表情に悪寒が走る
(これ、やばい……かも、、、、)
すでに口で奉仕し本来ならもう終わりのはず。
散々喉奥を突かれ、暴力的で強引なフェラを強制されたのも束の間、今は頭を掴まれ身動きが取れないでいる。
彼、士道龍聖は今までの子達とはまるで違うタイプだ。
性欲が溜まっている、というよりーーーーー
壊しても良いオモチャがあるから遊びに来た
そんな感覚の持ち主なんだと気付いた時にはもう時すでに遅し。
(誰か…呼ばないとーーーー)
こんな時の為にベッドサイドと扉近くに非常ボタンがある。
けど今は押せそうにない・・・・
(ただの警報ブザーだけど……一瞬でも隙が出来れば非常ボタンを押せる……)
そう思い首元のチョーカーに手を伸ばそうとするも髪を掴んでる手とは反対の手で手首を掴まれてしまった。
「オイオイ、退場するにはまだ早いぜ?まだ前半戦が始まったばっかりなんだからお互い楽しもーぜ♡」
『ちょっ、、ホントいい加減にーーッ⁈⁈』
まるで物を投げ捨てるかのようにベッドに放り投げられ、ベッドが大きく軋む
『いった、、、』
ベッドの上とは言え、衝撃の強さに顔を歪める
(こんな凶暴な子、、、相手にできない、、、‼︎)
とにかくこの場から逃げようと身を起こした瞬間、悪魔が囁いた。
「一緒に天国イこーぜ?籠の中のお姫さま♡」
士道龍聖は事もあろうことか、私の首を締め上げたのだ。