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両想いなんだと分かった日。

第1章 本編


「だけど…」



「私の両親はヴィランだったの、私は両親に裏切られたの、その瞬間、私の中で何かが切れた、私は両親を置いて家を飛び出した。私の実力を認めてくれない家もそのまま…つまんないね、笑」

「死んでればよかったのに、」


「私は…誰かに実力を認めてほしかったの、」
「ヒーローを目指してたから、なのに、両親は私がヒーローになるのをあきらめようとさせてた、まぁ、個性の反動もひどいしね、」


「この子が私にかみつくの、だかッ…」(蛇の頭を撫で荼毘の方向を向くと)

彼は私が話している間、何も言わずにただこっちを見つめて聞いていた、目が合いながら話すのが嫌だから屋上からの景色を見ていたらふと彼が見たくなって彼の方を向いた…だって、彼、泣いてるんだもの、


まぁ、涙は出てこないから血が流れてるんだけどね、

「ど、どうしたのっ、!?なんかあった、?」
『いやっ、お前の力はヴィラン連合には必要だし、何より、』




『俺に必要だ、』



「えっ…」(目から涙が流れ)

その時、彼が柄にもない私がずっと行ってほしかったことを言ってくるからわたしも困った。



『俺が帰ってきて元気に 〝おかえり”って言ってくれると俺は帰ってきてよかった、俺の居場所はここなんだって思える、』


『お前がその年でなんでそんなに強いのかは、俺も気になってた、お前はすごいよ、

「で…でもっ、」

『お前は頑張ったよ、』
「…ありがと、」
『お前は、俺と似た者同士なんだな、』
「…そうなんだ、」
『俺は、お前が気に入ってるし、好きだからな、』
「泣かせに来ないでっ、」(笑)
『泣きすぎなんだよ、』(笑)



「荼毘…」(抱きつき
『んぁ、んだよ、』
「眠い、、」
『ここで寝ればいいじゃねえか、』
「…ありがと、」(肩にもたれかかり)
『ん…』
「ねぇ、荼毘、?」
『んだよ、』
「好き、、だ…よ、」(寝

『…ずりいだろっ、』


彼は両思いだと分かった相手が隣にいて誰も知らないところで顔が赤くなっていたと。
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