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雲雀の囀り【家庭教師ヒットマンREBORN!】

第13章 六道骸



「限界だったんだね。」

「こいつ、途中から無意識で戦ってたぞ。余程1度負けたのが悔しかったんだな。」

リボーンの言葉を聞き、ツナは「雲雀さんスゲーー、、」と呟いた。

「こんなに怪我して、、」

永茉は雲雀の全身の怪我を見て、傷口を触らないように撫でた。


ポウ、、、


「え、、」

「雲雀さんの、傷が、、!」

「!」

永茉の手に白い光が灯った。
その光のおかげか、永茉がなぞった雲雀の体の傷口はみるみる塞がれていったのだ。

「な、にこれ。」

「永茉さん。傷を治すことができたんですか!?」

「え、わからない、、」

永茉は初めて起こった現象に戸惑っている。

「永茉さん、獄寺くんたちにの怪我も治すことできますか!?」

「、、やってみるよ。」

永茉は獄寺に近づき雲雀の時と同じように傷をなぞる。

「あれ、、」

「どーやら、まぐれのようだな。」

雲雀と同じようにしたが、永茉の手から光は出なかった。

「ごめん、スモーキン・ボム。」

「んな顔すんな。あいつに比べたら軽ぃ怪我だ。」

と言って獄寺は雲雀を見た。

「じゃあ早くみんなを病院に連れて行かなきゃ!!」

「それなら心配ねーぞ。今ボンゴレの優秀な医療チームがこっちに向かってる。」

「そうなんだ、よかったぁ!」

「雲雀くんも、ちゃんと見てもらわなきゃね。」

永茉は雲雀のそばに戻り頬を撫でた。

「その医療チームは不要ですよ。なぜなら、生存者は僕と永茉以外いなくなるからです。」

ホッとした束の間、倒れたはずの骸の声が聞こえた。
永茉たちは骸の方を向くと銃口をこちらに向けていた。

「てめー!!」

「ご、獄寺くん!」

「スモーキン・ボム!動いちゃダメ!」

獄寺は立ち上がったが、ツナに体で止められた。

「クフフフ、、」

骸はツナたちに向けていた銃口をゆっくりと自分の頭に向けた。

「「!!?」」

「骸!?何して、、、!!」

(永茉、、)
「Arrivederci。」

「!!」


バンッッッ!!1


骸は躊躇なく銃を発砲した。


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