第13章 六道骸
「っひゃー。こいつまだ闘う気かよー。」
「うぅ、、」
準備していたダイナマイトを後ろに投げ、壁が崩れた。
「っひゃー!どこに打ってんのー?」
「!」
犬はただ変なところにダイナマイトを打っただけだと思い笑っていたが、千種は顔を顰めた。
「へへっ、、うちのダッセー校歌に愛着もってんのはオメーぐらいだぜ、、」
「「!」」
崩れた壁からは小さな空間があり、そこには人が閉じ込められていた。
「んあ?こいつ、、、」
「、、、」
閉じ込められていたのは、並盛中学風紀委員長、雲雀恭弥だった。
「元気そーじゃねーか、、、」
「ヒャハハハ!もしかしてこの死に損ないが助っ人かーー!?」
「自分で出れたけど。まぁいいや。」
雲雀はヨロヨロと立ち上がった。
「そこの2匹は僕にくれるの?」
「こいつ、バーズの鳥手懐けてやんの。」
小鳥が雲雀の肩に止まった。
「じゃあ、このザコ2匹はいただくよ。」
と、雲雀は獲物を見つけてニヤリとわらった。
「好きにしやがれ、、」
「死に損ないが何寝ぼけてんだ?こいつはオレがやる。」
「言うと思った。」
「徹底的にやっからさ。」
犬はカートリッジを取り出し歯に付けた。
「ライオンチャンネル!」
犬の髪は伸び。ライオンのような姿になった。
「ワオ。子犬かい?」
「うるへーアヒルめ!」
雲雀は骸と闘ってボロボロだったにも関わらず容赦なく犬を叩きのめし、犬は建物の外へと叩き出された。
「犬!!」
「次は君を、、咬み殺す。」
雲雀はよろめきながらジリジリと千種に近づき、千種は少しづつ後退りをした。
「覚悟は、いいかい?」
「!」
雲雀はトンファーを振り翳した。
「ぐあぁあ!!!」
雲雀は千種のことも容赦無く倒した。
「む、くろ、様、、永茉、さ、ん、、、」
「フン、手応えがないね。」
「く、そ、、」
千種はそのまま意識は手放した。
「へ、やるじゃねーか、、」
「フン。」
「な!?」
雲雀は獄寺に肩を貸し立たせた。
「な、なんだ、?どーいう風の吹き回しだ、、?」
「仮を作ったままは嫌だからね。」
「へへっ、、」
雲雀はそのまま獄寺と共に骸の元へ向かった