第5章 やっと会えた
「えーっと、こっちだよね。」
永茉は屋根の上を歩きながら地図を見て目的地に向かう。
「ディーノ、もう10代目と会っちゃったかな。」
その時、1軒の家の目の前でスーツを着た大量の男たちを見つける。
(ウチの人達だ、、、)
悪い意味で目立っている、と思いながら家に近づく。
「お嬢!ご無事で!」
ロマーリオが1番に永茉を見つける。
「ロマーリオ、みんなただいま。ボンゴレ10代目は?」
「あぁ、少し前に帰ってきたぜ。」
「え!そうなの!残念、ディーノと一緒に迎える予定だったのにい。」
これも全部あの男のせいだと永茉は思った。
その時、、
「てめーら伏せろ!!!」
「「「「!!?」」」」
「ディーノ!!?」
上からディーノの声が聞こえたと思ったら何故か窓から飛び降りた。
「ちょっ!危ない!!!」
ディーノは投げられた手榴弾をムチを使い永茉や部下がいない方向に投げ飛ばした。
「またボスのやんちゃだな。」
「1日1回はドッキリさせやがる。」
部下の人達はいつもの事だと言わんばかりにハハハと笑う。
「今のはちげーよ!」
「そもそもなんで手榴弾が、、??」
「お、永茉来たのか。」
「うん、さっき。」
「ツナんとこのガキがな。」
「手榴弾持ってるガキなんて聞いたことないんだけど。」
一体どんなガキだ。
すると上から、、
「ディーノ、永茉!今日はお前ら泊まってけ。」
「なっ!!」
リボーンの声の後に別の人の声が聞こえる。
茶髪のツンツンした頭の男の子だ。
「え、私も?」
「オレはいいけど、コイツらが、、」
「部下は返してもいいぞ」
「おい!お前何勝手に決めてるんだよ!!」
するとキャバッローネ軍も、
「リボーンさんのとこなろ安心だな!」
「あー!せーせーすらー!」
盛り上がっている。
「て、てめーらなあ、、」
「ということでお嬢!ボスのこと頼みやしたぜ!」
「え、でも、、迷惑なんじゃ、、」
「リボーンさんがいいって言ってんだ、心配ないだろう。」
リボーンはこの数日間で沢田家のどんな立場になったのか、、