第14章 新アイテム
「笑われてんじゃん!!何だよこれ!!これでディーノさんが跳ね馬になるのとどう関係があるんだよ!!」
「見てみろ。」
リボーンがそう言うとツナと永茉が上を見上げた。
「「!?」」
「ふ、膨らんでる、、?」
「新アイテムを吐き出すぞ。オレの生徒であるお前専用のな。」
リボーン曰く、ディーノが跳ね馬になった時は鞭とエンツィオを吐き出したと言う。
エンツィオがレオンから出てきたと言うことを初めて聞いた永茉は目を丸くした。
「えぇぇ!?エンツィオってレオンの子だったのーーー!!?」
「カメレオンからカメって生まれるのね、知らなかった、、。ジャッポーネには不思議な生き物がいるのね、、。」
「生まれません!!生まれませんよ!永茉さん!!」
(でも、確かに、エンツィオみたいなのが出てきたら、何とかしてくれるかも、、)
「いつまでも君たちの遊びに付き合っていられません。小休止はこれくらいにして、仕上げです。」
犬(骸)はトライデントを構え走り出した。
「来るぞ。」
「ぶっっっ!」
リボーンはツナを蹴り飛ばした。
「では目障りな、、こちらから。」
犬(骸)はレオンをトライデントで引き裂いた。
「「レオン!!」」
引き裂かれたレオンは何ともなかったかのように元の形に戻ろうと集まった。
「心配ねーぞ。レオンは形状記憶カメレオンだからな。それより上に何か弾かれたぞ。」
「「!!」」
ツナと永茉が上を見上げるとレオンから出てきたであろう物体が浮いていた。
「あれが新アイテムだ。」
「あれが、、」
「ツナくんの、、骸に、勝つアイテム、、」
新アイテムはゆっくりとツナめがけてゆっくり落ち、顔に当たった。
「え、、?あれ、、?これって、、、。」
ツナは顔に落ちた物体を手に取った。
「け、毛糸の手袋〜〜!!?」
「え、、毛糸、、、?」
レオンから生まれたのは鞭でもなく、
巨大化するスポンジスッポンでもなく、
冬に着用すると暖か〜〜い手袋であった。