第17章 謎の足跡
【デビルズパレス 自室】
部屋に入ったムーちゃんは、ソファーに横になって眠ってるりあなに気が付き、起こすのであった。
ムー「りあな様、りあな様、起きてください。」
「ん。。。。んー。。。。」
ムー「りあな様、りあな様、起きてくださいよー。。」
「んん。。。」
ムーちゃんが起こそうとするも、りあなは夢の中で起きる気配が無かった。
自室の扉がコンコンッとノックされる音が聞こえたムーちゃんは、扉まで近づいていく。
ムー「はいって下さい。」
ベリアンは、ムーちゃんに言われて部屋の中にはいる。
ベリアン「ムーちゃん、りあな様は見つかりましたか?」
ムー「はい、見つかりました。。。ただ。。。」
ムーちゃんがちらっとソファーの方に視線を移したので、ベリアンはソファーに近づいて行くと、りあながすやすや眠っている事と、寝顔が見れて微笑んでいた。
ベリアンは、りあなを起こさないように、そっと抱き抱えて、ベッドまで運び寝かせる。
ムーちゃんがお礼を伝えようとすると、ベリアンが口元に人差し指を持っていき、[しーっ]としていた。
それに気づいたムーちゃんは、こくこくっと頷くのであった。
ベリアンは、ムーちゃんに小さな声で訪ねるのであった。
ベリアン(ムーちゃん、りあな様は夜中に出かけたりしましたか?)
ムー(すみません。僕、寝ちゃっていたので、分からないんです。。)
ベリアン(そうですよね。。。ムーちゃん、何か隠してることありませんか?)
ムー(え、えっと。。何も無いと思いますけど。。。)
ベリアン(ふむ。。そうですか。。)