第12章 不思議な力
そんな中、食堂の扉がガチャッと開いたと思うと、ハウレスが息を切らしながら入ってきた。
ハウレス「ルカスさん!ルカスさんはいませんか?」
切羽詰まってる声に驚いたフルーレ。
フルーレ「ハ、ハウレスさん?」
ハウレス「き、緊急事態です。。(焦)」
「あ。。もしかして。。うちをベリアンに頼みに行った後に。。ボスキが怪我した?」
な、なんでりあなは知ってるんだ!?
いや、今はそんな事言ってられない。
ハウレス「!? ルカスさん、治療をお願いしたいです。」
「ルカス、ロノ、フルーレ、ベリアン。。それに、ハウレス、うちがボスキ治すよ♪♪」
ルカス「何を言ってるんですか?りあな様。医療に関しては私に任せてください。」
ベリアン「そうですよ。りあな様。わざわざりあな様の手を煩わさなくても大丈夫です。」
ロノ「いや、りあな治すってどうやってだよ。。」
フルーレ「りあな様、治すこともできるんですか。。?」
疑いの視線が突き刺さるが、りあなは気にせずに、ハウレスにあゆみよる。
「ハウレス、ボスキ連れてきてるんでしょ? 大丈夫、ちゃんと傷1つなく綺麗に治すから。」
ハウレス「。。。わかった。。」
ボスキ「ぐっ。。うぅ。。。ったく、天使の奴らめ。。。」
立ってるのも辛い状態のボスキを見てまりながとった行動は、ブレスレットを外して、猫耳と天使の翼を生やしボスキの傍に駆け寄り、手の平をボスキにかざしてから。
[moon Tears]と唱える。
すると、ボスキの身体に刺さってた破片がみな、自然と抜け落ち、開いていた傷が全て塞がっていたのだった。
それを見たりあなは嬉しそうにボスキに笑い掛けた後、ブレスレットを装着し、猫耳と天使の翼を消すのであった。
ボスキ「りあな、お前。。いや。怪我を治してくれてサンキューな。」
「えへへ/// うんいいの!」
ボスキに頭を撫でられてまたもや、嬉しそうに笑うりあなを見て、一同は空いた口が閉じないのであった。
ロノ「おい、りあな。。お前。。さっきの翼と。。猫耳は。。一体なんだ?」
「あー。。。うん。ちゃんと話すよ大丈夫。」