第9章 猫天使様
ハデスと執事たちがこんな話をしている頃、りあなとアザゼルはと言うと。。。。
アザゼル「姫さん、どこまで行くのー?」
さっきからずっと、姫さんが無言で屋敷の近くの森の中を歩いてて、どこに向かってるのかが僕には分からないから、ついて行くしかなかった。
アザゼル「姫さーん? 急に立ち止まってどうしたのー?」
不意に立ち止まったりあなが、街があるであろう方角の空に視線を向けたかと思うと、ブレスレットを外しポケットにしまったのを見て、アザゼルは何かを察知したのか黒い翼を背中に出し、その場をりあなと共に、飛び立つのであった。
ブレスレットを、外した時に一緒に猫耳も生えていたので、パーカーのフードを被り直すのであった。
「アルくん、街行こ。。何となくだけど、天使の見た目してる悪魔が、10体?位迫ってる。」
アザゼル「もちろんだよー♪♪ 今度は僕も天使を、殺していいんだよね?」
アザゼルの声色が楽しそうにテンション高くなったのを聞いて、「うん、そう。」と返すと、影を操り剣の形に変えて自分の周りに浮かせ、いつでも攻撃ができるように準備をしていた。
それを見ていたりあなも、何も無い空中から妖刀を取り出し、鞘にしまったままいつでも引き抜ける様に腰に装着し、エスポワールの上空まで飛んで行く。