第3章 ハウレス・クリフォードとの出会い
~ラルドside~
?「。。。るじさま。。。」
誰だ。。誰が俺を呼んでいる?
?「。。。。主様」
主? 主って俺の事か? って事は、こっちの世界に来るのが成功したって事だよな♪♪
?「主様。。起きてください。。」
声の主を知るために俺は、目を開ける。
パッと目に飛び込んできた風景は、やはり【悪魔執事と黒い猫】の屋敷の部屋だった。
という事は、この偽物の指輪が役に立ったって訳だ!
本来なら、りあながここで目覚めるはずだったが、それを阻止出来たってことは、クククッ。
こいつらを俺用に躾て良いって事だろ?
楽しみだ。
優しい声色の成人男性が、俺の目の前に片膝を着いて顔色を伺っていた。
?「良かった。。。お目覚めになられたのですね。。
貴方をお待ちしておりました。主様。」
瞳がルビー色のこの男は。。。
確か。。。ベリアン・クライアンだったな。
りあなが好きそうな声だな。気に食わねぇ。。
?「私の名前は、ベリ」
ラルド「お前の名前、ベリアン・クライアンであり、主様に仕える執事。だよな?」
おかしいですね、主様とは初対面のはず。。
それに、なんとなくですが。。違和感があります。
様子見るしかありませんね。。。
ベリアン「!?」
ラルド「所でベリアン、ここにピンク髪の女は来たか?」
ベリアン「ピンク髪の女性ですか? いえ、見かけてはおりませんよ主様。」
ベリアンは、目の前の主様?が不敵に口角をあげるのを見て更に不信感を、抱くのであった。
~ラルドside 終わり~