第18章 突然の幼児化
フェネス、ボスキ、ロノは、ほのぼのとしながら小さいりあなが食べ終わるまで傍にいて、観察していた。
ホットケーキを食べ終わったりあなの方を向いたフェネスが口元を拭いてあげ、ロノは、ゆっくりと膝の上から床に下ろしてやり、ボスキは、りあなに声をかける。
ボスキ「りあな、一緒に庭に行かないか?」
「おにわ?」
ボスキ「そうだ、庭だ。花が沢山咲いてるぞ。見るか?」
「うん!みたい!みたい!」
ニコニコしたりあなの頭を優しく撫でてやり、「抱っこするか?」と聞くのであった。
ボスキから、「抱っこするか?」と聞かれたりあなは、首を横に振って、「あるくー!」と返事をした。
ボスキがりあなの手を繋いでゆっくり歩きながら、玄関を出て庭の方に歩いて行く。