第3章 オリエンテーション
何を言ってるの!?と思うけどその顔は決してからかい等は無かった
『何があるのか分からないのが人生です。“今”を精一杯悔いのないように過ごして下さい。在校生2年 より』
深々と頭を下げたは最後にニコッと微笑むと壇上から降りようとする
サラリとした銀髪が揺れる
あれ?のご両親ってどうしたんだっけ?
大切な何かを忘れていると思ってしまった
犬塚先生は笑って、酉水先生は苦笑い
他の生徒からはもっと何か言ってのコール
『何か…?では最後に…』
はそう言うと酉水先生が結んでくれた髪を解く