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STORM LOVER
第2章 始まり
犬塚 千尋side
俺達をちぃ、つぅと呼ぶのはだけだ
他の女子生徒が真似して呼んだ時に本気でキレそうになった
俺を絶望から救ってくれただから許したニックネームだ
それは司も一緒だ
大学生の頃出来た彼女にこっぴどく振られた俺はちゃらんぽらんになったが、だけが話を聞いてくれて怒ってくれて、本気で心配してくれた
『ちぃ君辛かったね…大丈夫だよ』
それ以来何故自分が歳上なのかと思ったが、の両親が亡くなった時そんな事どうでも良くなった
2人の棺桶の前に消えそうな少女がいた
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