第5章 夏だ!海だ!臨海学校だ!
《ふふ、お主らしい》
島神はそう言うとの頭を撫でた
『……島神様はどうして私に優しくするのですか?』
《内緒じゃ》
クスッと笑い合う2人はまるで姉妹のようだ
『島神様…そろそろ』
《うむ…汝の願い、この島の願い聞き届けた。妾はこの島の為に舞おう》
シャンシャンと神楽鈴を鳴らし、舞う島神と
それは幻想的な光景で──…
澪なら写真を撮っていただろう
けれどそれは無礼に値する
『──島神様ありがとうございました』
《またが来るのを楽しみにしておる》
ふわりと微笑んだ島神はを撫でて消えた