第8章 鶴さんの甘えん坊

『ふふっ、二振りともありがとう！でもね、今日の昼餉は鶴さんもお手伝いしてくれて、半分は鶴さんが作ったんだよ〜！』

物吉「そうなんですか？それは楽しみです！」

日向「鶴丸さんも料理が好きなの、かな？」

鶴丸「いや、俺は料理は出来ない…。主に教えてもらいながら簡単な作業を手伝っただけで、味付けは全部主がしたから味の保証は出来るぞ！」

政「シエルちゃんのご飯食べるの、久々だな〜！本丸に来てからは全然食べれなかったし」

『政府さん、バタバタしてたもんね笑　今日はたくさん食べて行って笑』

政「シエルちゃん…、おれ泣きそうだわ。」

物吉「政府さんはお疲れですか？お茶でも入れましょうか？」

日向「僕の梅干しも出来たらあげるよ！梅干しは栄養もあるしね！」

鶴丸「疲れたらまたご飯食べに来たらいい！」

政「シエルちゃん、この子たち、いい子過ぎない？出来過ぎてない？」

『まぁ、物吉くんと日向くんはともかく鶴さんはだいぶ政府さんにも慣れたよね〜！
まさかこんなに早く慣れるとは思わなかったけど笑』

政「それはおれも思ってたわ…。もっと警戒心ガンガン向けられるのかと…」

鶴丸「おい、俺をなんだと思ってるんだよ」

政「いやぁ〜、だって迎えに行った時の殺気怖かったもん〜！
おれ殺されるかと思ったわ笑」

『いや、政府さん警戒はしてたけど殺されそうな雰囲気全く無かったよね？』

政「ん？そうだったっけか？」

鶴丸「適当な政府だな〜」

政「まぁまぁ、いいじゃないか！それよりも！早く食べようぜ〜！
おれまともな飯食うの久しぶりなんだわ〜」

『政府さん、私のご飯食べなくなってから何食べてたの？』

政「ん？コンビニ弁当」

日向「こ、んびに？それってどんなお弁当なのかな？」

物吉「こんびになんて具材、聞いたこともありませしね？」

『ふふっ笑　二振りとも、コンビニ弁当っていうのはノリ弁とかみたいに食べ物から名前を取ってるわけじゃないのよ笑』

物吉「そうなんですか？ではこんびにと言うのは？」

『現代、私がいた時代くらいにね、万屋みたいな感じでコンビニって言うお店があったの。そこで売られてるお弁当だから、コンビニ弁当って言うの！』