第8章 鶴さんの甘えん坊
日向「なるほどね!それなら万屋で売られてるお弁当を万屋弁当って言ってるような感じかな?」
『そうそう!』
『ていうか、政府さんコンビニ弁当ってことは現世に行ってたの?』
政「そうなんだよ〜、物吉と日向の元主を現世に送り届けるのにな!」
物吉「主様はお元気でしたか…?」
政「あぁ!二振りを安心して頼めて、加州清光のことも政府に任せたからゆっくり休めるってさ」
この審神者という仕事、基本的な普通の本丸の審神者は代替わりや代替わりすらも出来ないくらい力が残ってない審神者は現世に送られ、元の場所に戻る。
そして現世に戻ると同時に自分が審神者であった事は忘れてしまう。
これは色んな事に関して支障が出ないようにするための政府の配慮である。
これは審神者になる時に契約書にも書かれている。
まぁ、私には全く関係ないんだけど。
『さっ!そろそろ食べようか!せっかくのご飯が冷めちゃう!
はい、みんな手を合わせて…』
「「「「「いただきます!」」」」」
政「あ!シエルちゃん!」
『はい?』
政「もしシエルちゃんに余裕があるなら、現世に行って来る?」
『え?いいの?ていうか、行けるの?』
政「まぁ、今は刀剣男士も少ないしこの人数なら大丈夫だろ!」
『いや、人数の問題じゃなくて現世に行けるの?大丈夫なの?』
政「あぁ、行けるぞ!もし行きたいタイミングが来たら言ってくれ〜!」
『わぁ!久しぶりに現世に行けるの嬉しい!』
鶴丸「現世は主がいたところか?」
『そうだよ!鶴さんは現世に行ってみたい?』
鶴丸「主のいた世なら行ってみたいな…」
物吉「ボクも見てみたいです!」
日向「僕も昔の主達とどれくらい町とか変わってるのか見てみたいな!」
『じゃぁ、近々行ける日を決めようか!
でもその前に少しでいいから鶴さんには二振りに慣れてもらえたら嬉しいけど(^^)』
鶴丸「が、がんばるさ…!」
『うん!私も同じ空間にはいてあげるからね?二振りも鶴さんをよろしくね?』
物吉「はい!もちろんです!」
日向「鶴丸さん…僕も主みたいに鶴さんって呼んでもいいかな…?」
物吉「あ!ボクもいいですか?」
鶴丸「あ、あぁ、構わない!好きに呼んでくれ!」
この調子で仲良くなってくれたらいいなぁ。
みんないい子達だし、気も合うと思うんだよね。