• テキストサイズ

迎え主本丸の審神者になりました.. 𓈒𓏸𑁍

第8章 鶴さんの甘えん坊




『じゃぁ、鶴さん!お米を洗ってみよう!』

鶴丸「どうやるんだ?」

『ボウルの上にザルを重ねるでしょ?それで…』


私は鶴さんに洗い方を説明して、鶴さんにやってもらった。
これならお米を溢す心配も無く楽に洗える!


鶴丸「主!出来たぞ!!」

『さすが鶴さん!やれば出来る子!!』


こういうのは大袈裟なくらい褒めるのが一番いい。
誰でも怒られたり怒鳴られるより、褒められる方が出来が良くなるのだ。
負けず嫌いな子であれば、多少怒っても(今回の場合ならお米を溢したとかね)次こそは!ってやる気を出すこともあるけれど
この本丸に来るような心が傷付いた子や、自分を追い詰めてしまうような子には
とにかく出来た事を褒めるのが効果抜群である。
出来なかったところは、次頑張ろうねって優しく言うのが鉄板。
そうする事で自分を責めず、次もお手伝いをしたいと、前回の失敗を取り返したいと思えるようになるのだ。


『よし!じゃぁ次にこのお米とお水を羽釜に移すよ!』

鶴丸「このまま入れていいのか?」

『いいよ!』

鶴丸「水の量とかは計らなくていいのか?」

『鶴さん、お米を平らにして?』

鶴丸「?あぁ、わかった。」

『で、平らにしたらそのお米の上に掌をペタってくっつけて?手首は90度くらい真っ直ぐにしてね?』

鶴丸「??主…?これは何なんだ?」

『鶴さん、水の量を見てみて?今水の量は鶴さんの掌のどのくらいある?』

鶴丸「今は手首まで浸かるくらいある、な?」

『ふふっ、これね、計量する時に手でお水の量を計るやり方なの』

鶴丸「そうなのか!?」

『うん笑 でも手首まであると柔らかいご飯になるから少し水を減らそうか?
鶴さんの掌で手の甲がギリギリ隠れるか隠れないかくらいの量まで減らしていいよ!』

鶴丸「わかった!!主はほんと何でも知ってるな?」

『祖母にこれも教えてもらったんだよ♪
お米の水の計り方はもう一つあるんだよ〜!』

鶴丸「もう一つ?どうやるんだ!?」

『もう一つは指一本で計るよ!』

鶴丸「どうするんだ?」

『もう一つは、お米を平らにするでしょ?その後にお米を潰さないようにそっと指を立てて
中指で第一関節くらいのところに水の量があればバッチリだよ!』

鶴丸「これで計れるのか!?すごいな!!」

/ 116ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp