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迎え主本丸の審神者になりました.. 𓈒𓏸𑁍

第8章 鶴さんの甘えん坊




『ふふっ!鶴さんは何に対しても驚いてくれるから教え甲斐があるね笑』

鶴丸「こんな風にして計れるなんて知らなかったんだ!驚きだろ?」

『そうだね笑 よし!じゃぁ次だよ!』

鶴丸「次は火を入れるのか?」

『そう!かまどの火はね、昔から
《はじめちょろちょろ中ぱっぱ 
じゅうじゅう吹いたら火をひいて
ひと握りのワラ燃やし 
赤子泣いてもふた取るな》っていう
覚えやすいやり方があってね』

鶴丸「なんだかわらべ歌みたいだな」

『まぁ近いよね笑 昔の人の知恵だね!』

『じゃぁ鶴さんに説明しながら言うからやっていってね?
はじめちょろちょろは、はじめは弱火でっていう意味ね!

中ぱっぱは、中頃は火の粉が飛び散るくらいの火力でっていう意味でね、弱火から一気に強火にして沸騰させるの!

じゅうじゅう吹いたら火を引いては、沸騰が続いて吹きこぼれてきたら、吹きこぼれない程度に火を弱めてねって合図!

ひと握りのワラ燃やしは、所謂追い焚きだね!釜の中の余分な水分を加熱して飛ばすの!

で、最後に赤子泣いてもフタ取るなは、火を止めて蒸らすの。
どんなことがあってもふたはとったらダメだよ〜って意味だね!

昔は子供もたくさんいて大家族が普通だったでしょ?
だから赤ちゃんがいるところも多いから、赤子って言葉がはいったんだろうね』

鶴丸「なるほどな、はじめちょろちょろ辺りは聞いたことあったが最後までは知らなかったな。
でも今のでは覚えきれないから、主、また作る時は教えてくれ!」

『分かった笑
鶴さんが炊いてくれたご飯はきっと美味しく出来るよ〜!』


そうして、鶴さんにタイミングを教えながらかまどのご飯は30〜40分ほどで炊き上がった。
その後、羽釜の中で蒸らし終わってから全体にかき混ぜたご飯を、
お櫃(ひつ)に温かい内に移してご飯の準備はバッチリだ。

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