第3章 私の初期刀
※因みに電子タブレットというのは、現代にはない
コードレスの透明なタブレットの事。(説明が下手で大変申し訳ありません!)
近未来な感じの向こうが透けて見えるような、あれです笑
伝わってくれ〜笑
私の呼び方でツボに入っていた政府さんが落ち着いたので
やっと初期刀の話に入る。
『初期刀……初代里親本丸の審神者様は大倶利伽羅、だったよね?』
政「そっ!あの性格の大倶利伽羅がいる本丸なら次に来る子達も安心出来るし警戒心も薄れるだろうって事で大倶利伽羅を選んだらしいよ?」
『う〜ん、どうしようかな……』
政「シエルちゃんはそもそも現代にいた時から刀は好きだったんだろ?」
『うん、おじいちゃんが刀が好きでよく一緒に刀剣巡りしてたんだけど最終的に私の方が好きになってた笑』
政「なるほどな笑
因みにシエルちゃんが刀の姿で見た刀剣で好きな刀はあったの?」
『ふふっ、あったよ♪
今思い出しても改めて好きだなぁって思うし、刀の姿も見たいと思う』
政「その刀の名前は?」
『三日月宗近と鶴丸国永』
政「レア刀だな〜、三条と五条」
『現代でもレアだし中々会えないよ…
それにここじゃ更にその二振りは人気だ〜って聞いたし』
政「人の姿でも人気なのは確かだな笑
でもシエルちゃんは刀の姿の時からその二振りが好きなんだ?」
『うん。たまたまね、、三日月宗近と鶴丸国永が展示されてる展示場に行けたの。
でもその頃はまだ刀に詳しくなくて三日月と鶴丸の名前を知らずに、二振り並んで展示されてるのを見てたら、目が離せなかったの…』
政「目が離せない?」
『うん、綺麗過ぎて…笑
ほんとに同じ空間にいるのかなって、
私、今、別の空間にいるのかなってくらい…
周りのザワザワした音とかも消えて
見入ってしまってたの』
政「そんなに綺麗だったんだ?」
『同じ空間にいるのが申し訳ないくらいには笑
その時におじいちゃんに肩を叩かれて、ハッとして…
これは三日月宗近と鶴丸国永っていうとても貴重な刀で
国永は同じ平安時代の刀工・三条宗近の弟子筋にあたる関係なんだよ。諸説あるだろうけどねって、おじいちゃんに教えてもらったの』