第7章 物吉貞宗と日向政宗
『じゃぁ、昼餉の準備の前に物吉くんと日向くんのお部屋に行こうか!』
物吉「はい!お願いします!」
日向「どんなお部屋なんだろうね!」
『鶴さんも一緒に行こ?』
鶴丸「あぁ」
『物吉くんと日向くんは同じお部屋の方がいい?
それとも1人一部屋の方が落ち着く?』
物吉「選べるんですか?」
『ここの本丸は広いからお部屋もたくさんあるし、その子その子に合わせて
一人部屋か数人部屋かで選べるようにしてるんだよ♪
もちろん相性の問題もあるから、数人部屋の場合はお互い話し合ってもらうけどね?』
日向「そうなんだ!それなら僕は物吉と同じ部屋がいいなぁ」
物吉「ボクも、今まで同じ部屋でしたので急に一人は寂しいので同じ部屋がいいです!」
『わかった!それなら同じ部屋にしようね!』
日向「ありがとう、主!」
物吉「ありがとうございます、主様!」
『いいんだよ〜!
さっ!ここが二振りのお部屋だよ!』
私はスーッと障子を開けた。
ここは鶴さんの部屋より3畳ほど広い。
日向「すごく綺麗な部屋だね!それにここは前の縁側によく日差しが入るから梅干しを干すのにも良さそうだよ!」
物吉「家具もすごく綺麗ですね!」
『二振りは同じお部屋の方がいいかなって思って、先に運び入れてもらってたんだよ!
二振りが一人部屋がいいって言ってたら違う部屋に案内して、ここの家具をそれぞれのお部屋に持って行く予定だったの笑』
物吉「わざわざそこまで考えてくださってたなんて、ありがとうございます!」
日向「主に手間を取らせなくてよかったよ!」
『ふふっ!手間とかそういうのは思わないから気にしなくても大丈夫だからね!
じゃぁ、軽くだけど説明していくね!』
私は家具とそれぞれの紋入りの小物類(洗面道具や座布団等々)の説明をしていった。
するとそのタイミングで政府さんが部屋に来た。
政「シエルちゃ〜ん!入るよ〜!」
『はーい!』
政「おっ、三振り揃ってたか!顔合わせは終わったみたいだな?」
『うん、今家具とか小物類の説明してたの』
政「ならちょうどよかった!これ、二振りの新しい服な!
戦闘装束、内番服、軽装と着流し数枚と夜着!
衣類はとりあえずこれだけあれば大丈夫なはずだけど…」