第6章 初期刀と新たなる刀剣男士
『さ、奥にいくよ?』
「あ、あぁ…」
緊張MAXだ…鶴さんにもこんな一面があるとは
鶴さんの報告書に追記しておかないと。
『あっ!』
政「おっ!シエルちゃ〜ん!こっちこっち!」
政「鶴丸も連れて来れたみたいだね。
さて、さっそくだけどこちらがこの本丸の審神者だよ。」
政府さんが紹介してくれた審神者様は上品なおばあさんだった。
審「里親本丸の審神者様、ですね?」
『はい!お初にお目にかかります。里親本丸で審神者をしております、シエルと申します。』
審「ご丁寧にありがとうございます。うちの子達の話は聞きましたでしょうか?」
『はい、すべての資料も見させていただきました。
とても大切にされていた二振りのようですね(^^)』
審「えぇ、とても大事な可愛い子達です。私が至らぬばかりに加州や小夜には辛い思いをさせましたが
この子達はここで頑張ってくれていました。
二振りとも、ご挨拶を…」
審神者に促され二振りは笑顔で挨拶をしてくれた。
物吉「ボクは物吉貞宗といいます!」
日向「僕は日向政宗!」
『二振りとも、自己紹介ありがとう!』
審「シエル様、どうぞうちの子達をよろしくお願いします。」
『はい、もちろんです!大切にさせていただきます!』
審「二振りとも、私のところに来てくれてありがとうね?
里親本丸でも仲良く楽しく過ごすんですよ?」
物吉「…っ、はい!主様!次は新しい主の元に幸運をお届け出来るよう頑張ります!」
日向「ぼくも次こそはもっと上手くやるよ…っ!」
審「えぇ、貴方達なら大丈夫ですよ。
新しい本丸で慣れないこともあるでしょう。
でもきっと貴方達なら大丈夫よ!
加州清光や小夜左文字の事も新しい本丸では気にせず、楽しく過ごすんですよ?」
物・日「「…っはい!!」」
政「別れの挨拶は大丈夫ですか?」
審「えぇ、ありがとうございます。
加州も最後くらい出て来て送ってあげてほしかったんですが
無理に連れ出すのも可哀想ですから…仕方ありませんね…」
政「そうですか…では二振りの手続きは里親本丸の方で進めさせていただきます。」
審「よろしくお願いします。」
『審神者様、』
審「はい」