第6章 初期刀と新たなる刀剣男士
『うん!普通のこんのすけの黄色い部分が黒色でモノトーンカラーがオシャレなんだよ〜!』
「そいつぁ、驚きだな!今度会ってみたいな!」
『ぜひとも会ってあげて(^^)』
「あぁ!よし!じゃぁ改めて…いただきます!」
『いただきます!』
鶴さんは朝餉もパクパク食べてくれた。
フレンチトーストがパンだと聞いて、パンは食べたことがあるけど
甘いパンは初めてだとぺろりと食べてしまっていた。
スープは両方味見してポタージュの方が好みらしい。
私もどっちかというとポタージュ派だから、ここは同じだねって話ながら
次からポタージュを飲む時は一緒に飲もうと言ってくれた。
サラダもヨーグルトも驚きながら食べてくれて、見てるこっちが笑っちゃうくらい反応がよかった。
ずっと、驚きだ!って言いながら食べる鶴さんはやっぱり可愛い笑
「はぁー!食った!主のご飯はほんとにどれも美味いな!」
『お口にあってよかったよ笑』
『鶴さん、あのね?』
「なんだ?」
『この後、歯磨きしてから話したいことがあるんだけどいいかな?』
「もちろんだ!歯磨きはまたあのスースーするやつ付けてするのか!」
『そうだよ笑 ミントの歯磨き粉、気に入ったんだね笑』
「あぁ!スースーして面白いからな!」
それから鶴さんお気に入りのミントの歯磨き粉を付けて
歯磨きを2人で終わらせて、また広間に戻ってきた。
「主、話ってなんだ?」
『あのね、昨日鶴さんにはしばらく新しい子は迎え入れないっていったでしょう?』
「あぁ、言ってたな。誰か迎えに行かないといけないやつが出来たのか?」
『うん、そうなの。鶴さんとはもう少しゆっくり2人での時間を作りたかったんだけど…』
「主!」
鶴さんは下を向きかけた私の頭をポンっとすると
「俺は大丈夫だ!他のやつが来ても、主が俺の事も構ってくれるなら2人じゃなくても大丈夫だ!」
『鶴さん…』
「主!そんな泣きそうな顔するなって!
それよりどんなやつが来るのか教えてくれ!気になる!」
鶴さんはやっぱり大人だ。子供みたいなところもあるけど
こういう時はやっぱり冷静沈着で、落ち着いている。
私は鶴さんに、物吉貞宗と日向政宗と向こうの審神者の話を聞かせた。