第6章 初期刀と新たなる刀剣男士
「さて、主!」
『ん?』
「主の話を聞いてたらいつの間にか広間に着いてたし
目の前に変わった料理がたくさんで驚いてるんだが、食べてもいいか?
主のおばあさんの話も聞きたいんだが、この料理も初めて見るものばかりで気になって仕方ないんだ!」
『あっ!そうだね;
お預けしてたみたいでごめんね!食べて食べて!』
「すまんな、昨夜久しぶりにたくさん食べたからか
今朝も腹が久しぶりに空いてるんだ」
今まで食べなかったから、胃が食べなくても大丈夫って思ってたんだろうけど
久しぶりに胃に食べ物が入ったら頭はやっぱりご飯がいるって思うよね…
昨日の夕餉、お腹空いてると思って結構ガッツリめなものにしちゃったけど
久しぶりのご飯ならおうどんとかお粥さんとか胃に優しいものにしてあげた方がよかったのかな…
「主?」
「おーい!主!!」
『っ!ごめん!鶴さんどうしたの?』
「それはこっちのセリフだぜ?主が急に難しい顔してたから気になってな?」
『あ、ごめんね?鶴さん、昨日の夕餉は久しぶりのご飯だったから胃に優しいものにしてあげればよかったかなって考えてたの…』
「久しぶりのご飯だと胃に優しいもの?とかいうやつの方がいいのか?」
『今までご飯を食べてなかったからね。
急にたくさんのご飯を食べて鶴さんの胃が驚いてないかなって心配になって…。
今までご飯たべてなかったって聞いてたから、たくさん食べさせてあげようと思ったんだけど今考えたら胃に負担が大きかったかなって』
「そうなのか?でも俺は元気だぜ?主の夕餉も美味かったしな!」
『あの後、気持ち悪くなったりしなかった?』
「全く!」
『う〜ん、刀剣男士ってその辺は人間とは違って丈夫なのかな…』
「俺には分からんが、政府とかに聞いたら知ってるんじゃないのか?」
『そうだね!政府さんか、こんちゃんに聞こう!』
「こんちゃん?って誰だ?」
『あ!鶴さんにはまだ言ってなかったね!
昨夜、鶴さんとおやすみって言った後に審神者部屋で会ったの!』
「こんちゃんってこんのすけ、政府の管狐のことか?」
『そうそう!鶴さんはやっぱり知ってるんだね!』
「まぁ、前の本丸にも一応いたからな」
『里親本丸のこんのすけは普通のこんのすけと色が違うんだよ』
「そうなのか?」