第2章 初めまして、私の本丸
里親本丸は私が審神者に選ばれる数十年前に
1つ目の里親本丸が出来ていた。
その本丸での刀剣男士たちや審神者が政府に評価され
2つ目の里親本丸を作ることとなったらしく
その2つ目の里親本丸の審神者に私は選ばれた。
政府さんから1つ目の里親本丸と審神者様のことは
この本丸に着く前に事前に聞いていた。
片足が義足で、でも誰よりも強く優しかったと聞いている。(口が悪いのが玉に瑕ということも笑)
その審神者様の話を聞いてから私は密かに憧れを持ち、
2つ目の里親本丸の審神者に選ばれた時は
初代里親本丸の審神者様のようになりたいと思った。
彼女に会える日が来るのかは分からない。
もしかしたら演練とかで会えるかもしれない。
でも会えなくても、政府さんから話を聞くことはいくらでも出来る。
だから彼女の様に、強く優しくありたいと思う。
そんな彼女の話と一緒に里親本丸にもランクがあることを聞いた。
里親本丸は普通の他本丸とは違い、一番偉いポジションなのだそう。
見習い審神者がEランク
初心者審神者がDランク
審神者になって1年が経つとCランク
そこからは持久戦でBランクになるには10年
審神者を続けなければならないそう
さらに普通の審神者であればBランクから上には行けないらしい
Aランクがあるにはあるけど、
政府から特別な命を受けている本丸がAランクになるらしい
政府さんからはここはあまり気にしなくてもいいと言われた。
Aランクが今までで一番上のランクだったけど
不正本丸が相次ぎ、増えてきてしまった為に政府は
里親本丸という本丸を作ったのだそう。
初代里親本丸が評価されたおかげもあってか、
審神者として経験が無いにも関わらず
私は階段飛ばしでランクが上がり、Sランクになっていた。
初代里親本丸の審神者様がSSランクを持ち、
後にも先にもSSランクは彼女だけとの政府の決まりもあり
2つ目の里親本丸の審神者の私は審神者としての力や霊力等が
初代里親本丸の審神者様に負けず劣らずの力を持っていたようで
1つ下のSランクになったのだ。