第6章 初期刀と新たなる刀剣男士
さて!今日の朝食は何にするか…
昨日の夕餉で鶴さんは卵は大丈夫だったし、野菜も特に苦手と言う物もなかった。
同じ卵料理ならいけるか?
でもまだ和食は食べれるか分からないから朝餉も洋食が無難かな…
最中食べてた時も餡子の甘さも大丈夫だったな。
冷蔵庫の中身とにらめっこし、脳内をフル回転させた結果
今日の朝餉はフレンチトーストをメインにする事にした。
付け合せのサラダの中身は、アボカドとミニトマトを一口サイズに切って生ハムを乗せる。
最後にハーブソルトとオリーブオイルを適量かけてしょっぱめのサラダの完成!
甘い物食べるとしょっぱいのも食べたくなるし、生ハムのしょっぱさがちょうどいいはず。
鶴さんは太刀だし人間で言えば成人男性だ。
これじゃ、まだ足りないよね…栄養も惜しい感じだし…
となると、こういう時はスープに頼る!笑
昨日の夕餉はコンソメだったから今朝はコーンかポタージュにするかな…
これはもうインスタントに頼って、片方ずつ味見してもらって
好きな方を選んでもらおう!
残った方を私が飲めばいいし!
で、あとはヨーグルトにフルーツ入れたらいいかな。
冷蔵庫にフルーツって何が入ってたっけ?
あ、冷凍にミックスベリーがあったな…あれを入れよう!!
よし!朝餉はこれでいいかな。
今の時間は…7時30分
鶴さんの様子を見にお部屋に行ってみよ!
スタスタ スタスタ
『鶴さん、おはよう!起きてる?』
私は障子の外から声をかけた。
「……?主か?」
『うん!そろそろ起きたかなって思って来てみたんだけど…』
すると障子がスーッと開いた。
鶴さんは寝起き全開で少し寝癖が付いてる笑
でも気だるげな感じは鶴さんの見た目と相まって儚さを増して見える。
『鶴さん、おはよう!』
「あぁ、おはよう、主」
『ふふっ、まだ眠そうだね?』
「主に声をかけられる数分前に目が覚めてな…それから少しボーッとしてたんだ」
『そっか、昨夜はちゃんと寝れた?』
「あぁ、布団がすごくふかふかで驚いた笑」
『政府さんに感謝だね笑
新品を1回天日干しして持って来てくれたって言ってたから笑』
「そうなのか?なら今度来たら礼を言わないとな笑」
政府さん、喜ぶと思うよって返したら鶴さんは昨日よりも更に穏やかな笑顔を見せてくれた。