第6章 初期刀と新たなる刀剣男士
こん「ですので、初期刀と政府刀でない二振りは記憶のリセットも出来ないですし
話には聞いていたとしても小夜左文字に会っているわけでもなく
加州清光の状態を知っていただけ、という状況なので
二振り自身が傷付いてはいないかと思います。
ただ、加州清光の引き篭もっている姿を見ているので、刀の性格上、優しい二振りなので気にはしているかもしれませんが
審神者の力の話とこちらの里親本丸の話を、あちらの審神者本人から聞かされて
二振りもすでに納得はしているようです!」
『なるほど…まぁ、二振りが納得してるなら私はもちろん大歓迎だし大変な子じゃないなら
昨日来たばかりの鶴丸もそこまで警戒心とかも出さないと思うから大丈夫だと思う…!』
こん「審神者様に納得していただいてよかったです!ではこの事は担当の政府の者に伝えてきますね!」
『あ!こんちゃん!!』
こん「はい?何でしょうか?」
『お願いしたいことがあるんだけど、いいかな?』
こん「…?なんでしょう?私に出来ることなら何なりと!!」
『ありがとう!!頼もしいよ〜!
あとでお礼にお稲荷さん用意しとくね!』
お稲荷さんと聞いてこんちゃんは喜んで帰っていき、
私は鶴さんを迎えに行く時に政府さんに頼んだ鶴さん専用のものと
同じ家具や私の実家から取って来てほしいものなどを頼んで
物吉貞宗と日向政宗の本丸への迎えの準備を進めることにした。
朝、布団の中で考えていた今日の朝の動きの中に
ご飯の後に鶴さんにこの話もしないとなと追加で頭に入れる。
昨日、まだ新しい子は…って話をしたばかりなのに
ビックリさせちゃうかな、と思いながら私は早速こんちゃんを見送って着替えに入った。
こんちゃんがパネルに二振りのいた本丸と二振りのデータを入れてくれたので
それを見ながら準備していく。
そして、布団はベッドなのでベッドメイキングをして
着替え、洗顔、歯磨きと終わらせた私は早速厨に向かう。
鶴さんの部屋の前を通ったけど、静かだったのでまだ寝てるのだろう。
昨日は1日疲れただろうし、初めてのことばかりで
一気に色々説明もしたから今日寝坊しても怒りはしない。
せめて9時くらいまでには起きてほしいとは思うけど笑
そんな事を思いながら朝ご飯を考えつつ厨に向かう。