第5章 動き出した本丸と初期刀の初日
『はぁ〜、気持ち良かった〜!』
お風呂から出て、鶴さんはお部屋に戻ったかなと思い
鶴さんのお部屋へ直行。
『鶴さ〜ん?いる〜?』
するとスッと障子が開いて鶴さんが出てきた。
「おっ!風呂から上がったんだな!」
『うん!鶴さんも無事にお散歩から帰れたみたいでよかった!』
「あぁ!こいつを試しに使ってみたんだが、すぐに部屋まで案内してくれた!」
鶴さんは先程あげた、バングルを指差してニコニコしながら教えてくれた。
『役に立ったようでよかったよ!
じゃぁ、今日は一日疲れただろうからゆっくり休んでね!
私もお部屋に戻るから、もし何かあったら審神者部屋に来て?』
「あぁ、わかった!ありがとな」
鶴さんとおやすみの挨拶をして、私は自分の部屋に戻った。
そして、今日、迎えた鶴さんの一日の様子を打ち込む為にパネルを開いた。(因みにパネルとはP.8に記載した電子タブレットのことです)
本丸についてから、先程のおやすみの挨拶までの記録。
ご飯もちゃんと食べれたことなどの細かいところも書いていく。
そして、一緒に撮った写真をパネルに送信してそれを政府に送る。
あとは個人的に作りたかった、ここに来た刀剣男士達のそれぞれのアルバムだ。
鶴さんのアルバム用に先程の写真をプリントアウトして貼り付けていく。
細々とした作業は昔から好きなので、こういうのは楽しい。