第5章 動き出した本丸と初期刀の初日
「主、ありがとな!
これで心置きなくあちこち散歩出来る!」
『お散歩はいいけど、鶴さん、どっちかと言うと夜目あんまり効かないんだから
明日の朝からゆっくり見て回ったら?』
「主…そういうとこはハッキリ言うんだな(*´. . )」
『あっ!ごめんね(;´∀`)
悪い意味じゃなくて、夜より昼間の方がよく見えるし楽しめるかと思って…』
「…ふっ笑 冗談だ笑」
『……え?』
「今日の散歩はほどほどにしてすぐ部屋に戻るさ!
だが、今すぐに部屋に戻っても落ち着かないから少し歩きたいんだ」
『あぁ〜、なんだ、冗談か〜!ビックリしたー』
「驚いたか?笑」
『驚いたよ!もう!笑』
『じゃぁ、私はお風呂に行ってくるね!
本丸内とは言え、夜道は気を付けてね!』
「あぁ、分かってるさ」
鶴さんはそのまま本丸の庭に、私は一旦部屋に戻り服を持って
露天風呂のある大浴場に向かう。
私の部屋は普段仕事をする仕事部屋(近侍がいる場合は近侍もここで仕事を手伝ってもらう)と、さらに奥に3畳〜4畳ほどの寝室とお風呂と洗面台の3部屋がある。
刀剣男士たちが増えてきたら、大浴場の方は混み合って使えなくなるだろうし
私1人の為に、時間を空けてもらうのも申し訳ないので
人数が増えたらこっちの審神者部屋の方のお風呂を使う予定だ。