第5章 動き出した本丸と初期刀の初日
スタスタ スタスタ
私はお盆に3人分のお茶とお茶請けを持って鶴さんのお部屋へ行った。
『鶴さん、政府さん、入るよ〜!!』
政「おかえり」
『ただいま!お茶とお菓子持ってきたよ♪
鶴さんはこのお菓子食べたことあるかな?』
「これは何だ?」
『これは最中って言う和菓子だよ!中に餡が入っててね、
こっちの薄茶の皮の丸い形の方が普通の餡子で、こっちのピンク色の皮の桜の形の方は白餡が入ってるんだよ!』
「違う種類があるのか…」
『まだまだいろんな種類の味があるから、鶴さんのお気に入りが見つかるといいね!』
「そうだな」
『鶴さんは甘いもの大丈夫?苦手なら、と思って、お煎餅も持ってきたけど…』
『ハッ!その前に固形物とかって大丈夫?スープとか液状のしか飲めないとかない!?
すっかり忘れてた(-_-;)』
「あぁ、食べ物は大丈夫だ。ただ、そんなにいろんな物を食べた事が無いから苦手なものとかはあるかもしれないが…」
『そっか、それならとりあえずはよかった…。
じゃぁこれからはいろんな食べ物食べて好きな食べ物や嫌いな食べ物、一緒に見つけようね!』
「あぁ、色々教えてくれ」
『もちろん!』
政「じゃぁ、おれからは政府塔からこっちに来る時に土産で
何か食べ物持って来てあげるよ」
『わぁ!政府さん、ありがとう!!』
政「どういたしまして〜」
政「それと…ほら!鶴丸、シエルちゃんに聞きたい事があるんじゃなかったの?」
「っ…、あ、いや、それはまた今度でも…」
『聞きたい事?鶴さん、私に何か聞きたい事あるの?私が答えられるものなら、何でも答えるよ!』
「あ〜っと、いや、後ででいい!先に主が入れてくれた茶とこの菓子を食べてみたい!」
『あ、お茶飲まないと冷めちゃうね;
これ、鶴さん用の湯呑みだよ!鶴さんの紋入り!あと勝手にだけど、鶴さんの戦闘装束のイメージで白色の湯呑みにしちゃったけどどうかな…?』
「俺もこの湯呑み気に入ったぞ!」
『ほんと!?』
「あぁ、それにこの金色の筋が入ってるのが味があって好きだな」
『うわぁ!そこ!私もそれが気に入ってその湯呑みに紋を入れるのを政府にお願いしたの!!』
「そうなのか?」