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迎え主本丸の審神者になりました.. 𓈒𓏸𑁍

第4章 鶴丸国永




『さぁ、鶴丸国永様!ここにいる刀剣男士様方はあちらにいるちゃんとした政府さん達に預けて
貴方様は私と一緒にお家へ、新しい本丸へ帰りましょう?』


私はニコッと笑いながら彼を見上げた。



「…あぁ、そうだな。」

「政府、大事な仲間たちだ。丁重に扱ってくれ」


政「もちろんだ。あそこに控えている政府は俺の直属の部下だ。たまに見かける頭のイカれたおかしな政府じゃないから安心してくれ。」



「そうか…」




それだけ言うと、私と鶴丸国永、政府さんはゲートを潜り私の本丸へと戻って来た。













「…っおい、審神者!」



『ん?どうしました?』



「ここは、ほんとに本丸なのか…?」



『そうですよ?どうしてです?』



「こんなに広く空気も建物も綺麗な本丸は見たことが、ない…」



『ふふっ!驚きました?笑』



「…ふっ、あぁ驚いた」





心配していたよりもずっと、鶴丸国永は自我があり理性も持ち
ここが自分にとって悪いところではないことも
政府さんが悪い人でもないこともすぐに理解してくれた。

あんな状況下にいたのに、この精神力は流石と褒めるべきか、そうせざるを得なかった状況を悲しむべきか…
複雑ではあるけれど、大好きな刀剣が初期刀になるのだ。

私としては嬉しい限りだ!

すぐにでも手入れを始めたいけど、先に契約をしないと
人の身が薬を塗っても次の場所を塗る時には壊れていくという
エンドレスループになっている。

先程、他の刀達を政府に預けていた時にパキッと音がしたので
流石にあのままではゲートを潜る前に折れてしまうと思い、
塗り薬の説明をして、塗りながら私達の本丸へ戻って来たのだが
それも追い付かず、それを鶴丸国永に説明して
契約を先にして人の姿を維持出来るようにする事を優先することにした。





「それで契約っていうのはどうするんだ?」



『はい!鶴丸国永様…』



「?」



『私の名前は 惺月と言います』



「?……、そうなのか」



『私の真名です!これで契約は完了しました!』






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