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迎え主本丸の審神者になりました.. 𓈒𓏸𑁍

第3章 私の初期刀





政府さんと一緒にゲートを潜り、鶴丸国永のいる本丸の門の前に着いた……瞬間だった。




猛烈に強い殺気を私は感じ取った

更に殺気に加え、重た過ぎる空気と悪臭




『…っ、ケホっコホっ!!』

『……っ、息が、しにくい…。苦しっ!!』



政「大丈夫かっ!?やっぱり、審神者の力が強いから影響を受けやすいんだろうな」



政府さんは私の背中を優しく擦りながら教えてくれた。
政府さんたちにも確かに空気の重さや異臭、悪臭がすることや殺気があることも分かるのは分かるらしいけど、審神者や刀剣男士ほどではないらしい。

さらに審神者の力が強ければ強いほど、その影響は受けやすく感じ取りやすいんだそう、
だから力が強かった私にはかなりキツい状況だった。




『……っ、政府さん、、』



政「ん?なんだ?鶴丸国永は諦めるか?」



『違う!そんなことしない!!…っ、ケホっコホっ!』



政「興奮するな、余計に影響を受ける。で?なんだ?」



『今ここで、せめて空気だけでも、息がしやすいように結界を張ったら鶴丸国永は門の外まで襲ってくる?』



政「………五分五分だな。刀剣男士は審神者の力の強さを感じ取れる。もちろん空気だけでもな。
鶴丸国永がもしまだほんの数パーセントでも自我を保っていれば襲っては来ないはずだ。
今の鶴丸国永はボロボロで今にも折れそうな状態だ。本人もそれは分かってるはずだ。
その状態で力の強い審神者に刃を向けるとすれば、自我が既にないか、自滅を目的にしてるかのどちらかだ。」




『じゃぁ、もし自我が残ってたら話くらいは聞いてくれるかな…』




政「そりゃ、お前の審神者としての力量によるな。」


スゥッと政府さんは軽く息を吸うと大声で私に言った。

政「シエル!しっかりしろ!!鶴丸国永を助けたいんだろ!?
思いっ切り、見せ付けてやるくらいにやってみろ!ここまでのランクの奴が相手なんだ!鶴丸国永がお前の力を感じ取った時、シエルにならと心を少しは開いてくれるかもしれん!当たって砕けろだ!砕けた時はちゃんとおれが本丸まで連れ帰って生き返らせてやる!」




何か最後の方はフォローにも助けにもなってない気がするけど
気合いは十分入った。




『……っ!やってみます!!』






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