第9章 初期刀のワガママと主のお仕事
「主、これは正直に俺の今思ってる気持ちを言った方がいいんだよな?」
『っ!もちろん!』
「…なら、遠慮なく言うが……」
「俺は前にも言った通り主が大好きだ!だから今すぐにでも主を押し倒したい衝動を抑えている!!」
『なっ…!!///』
「主?顔が林檎みたいに真っ赤だぞ?笑」
『だって…っ!正直に言ってとは言ったけど、そこまでストレートに言われると思ってなかったからっ//』
「俺は主に好きだと伝えた時からずっとそう思ってたぞ?
物吉や日向、政府に笑顔を振り撒いてる時も、飯を楽しそうに作ってる時も、俺達の事を政府に報告する為の書類を作ってる真剣な顔をしてる時もずっと主に触れたいと思っていた。」
『今も…?//』
「あぁ!常にだ!笑」
『常にっ!?///う、それは困る、けど…』
「けど?」
『鶴さんが今触れたいならいい、よ…?』
「ほんとにいいのか?主、無理してるんじゃないのか?」
『してないよ、、緊張はしてるけど…』
そう言うと鶴さんの目つきが変わった。
真っ暗闇に電気のスイッチを押したかのように、
鶴さんの瞳はさっきまでのおちゃらけた雰囲気から妖艶で、でも獣のような目つきに変わっていた。
「主、ほんとにいいんだな?俺は途中で止めてやる自信は今はもうない。止めるなら今だ。それに手加減出来る自信もない。」
『大丈夫だよ、鶴さんの好きにして?』
「っ、主!それはダメだ!!」
『っえ?何がダメなの?私変なこと言った、かな?』
「変じゃなくて、好きにしていいなんて今言われたら煽ってるとしか思えん!」
『え!?煽ったわけじゃないんだけど…んっ!!』
話してる途中で急に口を塞がれた。
ビックリし過ぎて息を止めてしまって、慌てて息を吸おうと口を少し開けたら鶴さんの舌が私の口に入ってきた。
『っん、つ…る、さんっ!まっ、て…』
「ん、無理だ」
鶴さんの早急な口づけはほんとに全然待ってくれなくて
せめて息を吸う間を作ってほしいくらいだが、好きにしていいと言ったのは私だ。
もうこの後は鶴さんに任せよう。