第9章 初期刀のワガママと主のお仕事

日向「主！冷凍のご飯は出したけど量足りるかな？」

『うん、大丈夫だと思うよ！もし足らなかったらここに非常食用だけどレンジで出来るパックご飯もあるから、足りなかったらこれ追加しよ！』

日向「へぇ〜、こういうのもあるんだね！」

『この本丸で非常事態になることはないとは思うけどね笑
でも厨での作業が苦手な子だけがお留守番とかになったら、こういうのは役に立つと思うんだよね♪』

物吉「人数が増えて、主様が刀剣男士を迎えに行ってる間とかですか？」

『そうそう！でも炊飯器の方はまだ教えてないけど、かまどの方で炊くご飯なら鶴さんには教えたから出来ると思うよ(^^)』

物吉「そうなんですか！鶴丸さん、すごいですね！」

鶴丸「主の教え方が分かりやすかったからな、俺でも覚えられた。俺が出来たんだから物吉と日向ならすぐ出来るんじゃないか？」

日向「僕達にも出来るならお手伝い出来るね！」

物吉「そうですね！前の本丸では炊飯器だったので、
かまどのやり方はよく分からないので教えて欲しいです！かまどのご飯もまた食べたいですし！」

『それじゃ、鶴さんのご飯の炊き方を覚えてるか復習も兼ねて、鶴さんには二振りにお米の炊き方講座を後日にでも開いてもらおうかな笑』

鶴丸「あ、主っ!!少し早くないか!?」

『鶴さんなら大丈夫だよ！私も側で見てるから、忘れてるところがあったら教えてあげるし！』

鶴丸「それなら、まぁいいか…」


渋々納得した鶴さん、そんな表情も政府さんは流石でバッチリ撮ってくれていた。
その後も話しながらご飯作りは進み、下準備は出来たので後は
鍋に入れて温めるだけになった。

鶴さんも時間が経つにつれ、少しずつ物吉くんと日向くんとも話せるようになってきている。
私との2人だけの時間も作ったっていうのも安心材料にはなっているのかもしれないけれど
普通に話せて会話が出来ているのは大きな一歩だ。